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甲州印傳と奈良印傳の違いとは?よくいただくご質問にお答えします

同じ“印傳”でも、技法と思想には違いがあります

「甲州印傳と奈良印傳はどう違うのですか?」

これは、お客様から本当によくいただくご質問です。

どちらも“印傳”という名がついていますが、
実は技法や考え方に違いがあります。

今回は、その違いをできるだけ分かりやすくご紹介します。

甲州印傳の特徴とは

甲州印傳は、戦国時代後半頃、
武田信玄が使用していたとされる信玄袋などにルーツがあります。

その延長線上には、武具や甲冑の文化があります。

現在の甲州印傳は、

・鹿革の表面を樹脂コーティングする
・その上に漆をのせる

という技法で制作されています。

そのため、

・比較的しっかりとした硬さ
・やや重みのある質感

が特徴です。

また、近年は新しい漆模様やデザインも多く制作され、
現代的に進化を続けています。

奈良印傳の特徴とは

一方、奈良印傳は
古来の印傳技法を受け継いでいます。

奈良印傳では、

・鹿革の表面を樹脂でコーティングしない
・焼きずり技法で表面を整える
・その上に漆をのせる

という方法をとっています。

そのため、

・非常に軽い
・やわらかく、しなやか
・手触りが良い

という決定的な違いがあります。

技法の違いが生む質感の差

簡単に言えば、

甲州印傳は「コーティングの上に漆」
奈良印傳は「焼きずりの上に漆」

という違いです。

コーティングを施すと強度は増しますが、
どうしても硬さと重さが出ます。

奈良印傳は、
鹿革本来の軽さと柔らかさを活かす方向を選んでいます。

ここが最も大きな違いです。

模様と思想の違い

もう一つの違いは、模様の考え方です。

甲州印傳は、
新しく創作された漆模様が多く、
時代に合わせて進化しています。

奈良印傳は、

・古代の印傳模様を忠実に再現
・燻し印傳
・染め抜き印傳

といった古代技法を中心に制作しています。

つまり、

甲州印傳は“進化”の方向
奈良印傳は“継承”の方向

という違いがあるとも言えます。

どちらが良い、ではありません

どちらが優れている、という話ではありません。

・しっかりとした硬さを好む方
・現代的な柄を楽しみたい方

には甲州印傳が合うかもしれません。

・軽くて柔らかい質感を求める方
・古代技法を大切にしたい方

には奈良印傳が合うかもしれません。

選ぶ基準は、価値観です。

奈良印傳とは

奈良印傳は、
鹿革に漆で模様を施す古来の技法を受け継ぐ工房です。

焼きずり、燻し印傳、染め抜き印傳など、
古代印傳の思想を大切に制作しています。

軽く、やわらかく、手触りがよい。

鹿革本来の魅力を活かした革製品をお届けしています。

財布やバッグ、小物など、
奈良印傳ならではの質感をぜひご覧ください。

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