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印傳は“勝つため”の革だった?縁起模様に込められた意味とは
鎧甲冑から受験生のお守りへ
印傳は、もともと大和絵韋(やまとえがわ)という技法を使い、
鎧や甲冑に使用されていた素材です。
鎧を着るということは、
命を懸けて戦いに赴くということ。
戦場では、精神は極度に緊張し、
「負ければ死ぬ」という覚悟を持って臨みます。
だからこそ、印傳には
単なる装飾ではなく、
縁起を担ぐ模様が数多く施されてきました。
印傳の模様は“願い”だった
印傳に使われる模様には、
意味があります。
たとえば――
■ 菖蒲(しょうぶ)柄
菖蒲は「尚武(しょうぶ)」や「勝負」に通じるとされ、
邪気を払い、勝利を願う意味を持ちます。
■ トンボ柄
トンボは後ろに下がらないことから
「勝ち虫」と呼ばれます。
戦国武将たちは、
このトンボを好んで用いました。
つまり印傳は、
身につける“お守り”のような存在でもあったのです。

日本人と縁起担ぎ
日本人は、昔から縁起を大切にする文化を持っています。
勝負事の前に神社へ行く。
縁起の良い柄を身につける。
印傳は、
まさにその文化の延長線上にあります。
戦場に赴く武士にとって、
模様は単なる美しさではなく、
精神を支える象徴でした。
武士から庶民へ
江戸時代になると、
印傳は袋物として武士階級の間で広まりました。
やがて明治以降、
一般庶民にも開放され、
誰でも持てるものになります。
特に関東はもともと武士社会だったため、
印傳は非常に身近な存在でした。
現代でも“勝負”の場で選ばれる理由
そして現代。
若い世代の中でも、
印傳は選ばれています。
たとえば受験生。
「絶対に合格する」
「勝負に勝つ」
その願いを込めて、
・トンボ柄
・菖蒲柄
の印傳をお守り代わりに持つ方もいます。
鎧甲冑から受験戦争まで。
時代は変わっても、
“勝ちたい”という想いは変わりません。
印傳は、その想いに寄り添い続けています。

印傳とは何か
印傳は、
鹿革に漆や伝統技法で模様を施す日本の工芸です。
軽くて丈夫な鹿革に、
縁起の意味を持つ模様を刻む。
それは単なる革製品ではなく、
文化と願いを宿した存在です。
だからこそ、
・受験
・就職
・昇進
・人生の節目
といった“勝負どころ”で選ばれ続けています。

奈良印傳について
奈良印傳は、
大和絵韋の思想を受け継ぎ、
鹿革に伝統技法で模様を施す工房です。
燻し印傳や染め抜き印傳など、
古来の技法を大切に制作しています。
軽くて丈夫で、意味を持つ模様。
印傳ならではの世界観を、ぜひご覧ください。
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